冬競馬 見どころチェック


今年の冬は、岩手競馬から50頭が参戦している荒尾競馬。冬でもHotなレースが連日、行われています。
岩手競馬の関係者の皆様には、この場をお借りして感謝申し上げます。
さて、ここでは、荒尾“冬”競馬の見所を、馬と騎手にスポットを当てて一挙に公開します。

Index



ポイント1

サラブレッド系 A級

短中距離のサンライズビート、中長距離のエランセ、牙城を崩す馬が現れるか!!

 九州王冠(2007年6月20日、1400m)優勝馬のサンライズビートが引き続き好調です。昨年の11月から有明新報カップ阿蘇根子岳カップとびうめ特別と1500m戦を危なげなく3連勝中です。

 1500m以下の主役がサンライズビートならば、これを越える距離の主軸がエランセです。昨年末の肥後の国グランプリ(2007年12月31日、2000m)で荒尾初勝利が重賞制覇の偉業を達成し、さらに荒尾金盃(1月16日、1900m)も優勝し、佐賀記念(JpnIII)に出走しました。

 “九州産馬の天皇賞”霧島賞(1月29日、1500m)で荒尾所属馬の最先着を果たしたのはノースダンシングでした。昨年の九州記念(2007年10月14日、2000m)で優勝しているように、本来は中長距離を得意としています。霧島賞では最後に伸びを欠きましたが、全国の強豪相手に5着は健闘したといってよいでしょう。

 昨年のサラ系A級戦を16戦6勝、2着2回、連対率5割を誇ったテイエムデウスの最近の不調が気にかかります。秋競馬を最も盛り上げた1頭ですが、かつての切れのある逃走劇を期待したいところです。

 昨年のファン選抜大阿蘇大賞典(2007年3月13日、2000m)の覇者ケイウンヘイローは主にB級戦で出走していますが、昨年10月のかんなづき特別から8連勝中です。その内容も完璧に近く1400mから2000mまでどの距離も問題とせず、先行しては他馬を寄せ付けない強さを披露しています。どこまで連勝を伸ばすのか、A級馬との対戦はどうなるのか、興味は尽きません。

 50頭の岩手遠征馬のなかで最も格上なのが重賞競走にも出走経歴のあるゲンパチコジーンです。JRAで3勝、岩手で3勝の実績馬です。遠征直前の水沢のレースでは後位から斬伸し勝馬から1/2馬身差の2着に詰め寄り、好調を維持しての荒尾遠征となりました。荒尾初戦のとびうめ特別では惨敗してしまいましたが、水に慣れての今後には注意が必要になるはずです。

 続いて新戦力をご紹介しましょう。今年の2月に幣旗吉治厩舎に入厩したホーマンアピールです。2003年のマーガレットステークス(阪神、芝1400m)に優勝、ファルコンステークス(GIII、中京、芝1200m)は2着、さらにGIレースの2003年NHKマイルカップ、2004年高松宮記念に出走するなど、芝競走では名の通ったオープン馬ですが、2003年のグランシャリオカップ(GIII、旭川、ダート1600m)3着などダート経験も豊富です。

 残念なニュースもお伝えしておきます。グランドハリケーンは2月5日のとびうめ特別でレース中に故障を発症し復帰が困難になりました。また、ブルーアラオは佐賀競馬に移籍が決定し、さらに、ナムラハンニバルは牧場で休養入りしました。ブルーアラオの荒尾遠征とナムラハンニバルの早々の復帰を期待しています。


ポイント2

アラブ系 A級

モナクカバキチの勢いはどこまで続くか! Stop The モナクカバキチはいつか!!

 昨年6月に福山から移籍してきたモナクカバキチは荒尾で13戦8勝の成績。通算勝利数も45勝に伸ばしています。1500mから1900mまで距離に関係なく、逃げての圧勝を演じ続けています。荒尾競馬ではアラブ系1500mと1900mのレコードホルダーです。

  モナクカバキチの近走で最も危うかったのが、初春特別(1月12日、1500m)です。ワタリタキオンが逃げたモナクカバキチを1/2馬身まで追い詰めました。タキオンにしかない最後の切れ肢でした。昨年の4月から17戦連続して3着以内を確保しており、安定感は抜群です。

 一方、モナクカバキチに最後に土をつけたのがイマリオーエンスです。昨年11月の緑川カップ(11月14日、1500m)では、イマリオーエンスモナクカバキチとの先行争いを制して逃げ切り勝ちを収めました。その後は先行できず苦杯を舐め続けていますが、雪辱を期待したいところです。

 昨年12月に復帰したキングダイオーの調子が上がってきません。過去に九州アラブチャンピオン九州アラブ王冠を制するなど、その実績は華々しいものですが、復帰してこれまで5戦を消化。勝馬から大差入線が続いていましたが、菜切川カップでは3着に食い込みました。豪脚の復調途上といったところでしょうか。


ポイント3

サラブレッド系 3歳

『荒尾ダービー』に向けた3歳戦線、異常あり!!

 昨年の九州ジュニアグランプリ(10月13日、1400m)を制したコトブキムーンは牧場で英気を養っていますが、間もなく競馬場に帰厩との情報が入ってきました。07年荒尾2歳チャンピオンの始動に注目です。

 コトブキムーンの居ない間に、3歳トップに躍り出たのが門松賞(1月1日、1500m)優勝馬のドリームインボスです。門松賞後も好調を維持しフリージア賞りんどう賞の特別戦を連勝中です。

 九州ジュニアグランプリ2着後に、レコード勝ちを含む3連勝でテイエムワッゼエはたんぽぽ賞トライアルのノカイドウ特別に挑みました。単勝1番人気に支持されましたが4着に敗れ、たんぽぽ賞も8着に惨敗してしまいました。針治療による短期休養を予定していますが、巻き返しに期待したいところです。

3歳馬、昨年からの重賞・特別競走の優勝馬一覧

実施日 競走名 限定 距離 勝馬 所属
2007年8月18日 6 小岱山賞 補助馬 1300m ブルーダイマサ 荒尾
2007年9月26日 8 若駒特別 1400m スズナリジッコウ 荒尾
2007年10月13日 9 九州ジュニアグランプリ 1500m コトブキムーン 荒尾
2007年10月30日 8 ダリア賞 1400m エイコウピュアー 荒尾
2007年11月20日 8 野菊賞 九州産馬 1400m テイエムワッゼエ 荒尾
2007年12月5日 8 柊賞 1500m エイコウピュアー 荒尾
2007年12月19日 8 プリンセス賞 牝馬 1500m テイエムワッゼエ 荒尾
2008年1月1日 9 門松賞 1500m ドリームインボス 荒尾
2008年1月16日 9 ノカイドウ特別 九州産馬 1400m クリノダイシス JRA
2008年1月22日 9 ミヤマキリシマ特別 九州産馬 1400m カシノヨウスケ JRA
2008年1月23日 7 フリージア賞 1500m ドリームインボス 荒尾
2008年2月5日 7 りんどう賞 1500m ドリームインボス 荒尾
2008年2月5日 9 たんぽぽ賞 九州産馬 1500m クリノダイシス JRA
2008年2月19日 8 北海道産馬特別 北海道産馬 1500m ピアドイーグル 荒尾
2008年3月5日 8 りんどう賞 1500m エイコウピュアー 荒尾
2008年3月19日 8 荒尾レディース特別 1500m スズナリジッコウ 荒尾


ポイント4

モナクカバキチの最多勝カウントダウン

モナクカバキチが最多通算勝利記録を更新するのはいつか!!

 モナクカバキチは昨年6月に名古屋競馬から幣旗吉昭厩舎に入厩してきました。福山、名古屋、荒尾と転戦し、福山銀杯黒百合賞スポーツニッポン杯名古屋杯の重賞勝ちを収めています。荒尾入厩前の成績が100戦37勝、さらに荒尾で8勝を積み重ね、2月13日現在で45勝の実績を誇っています。
 日本最多勝利記録は、高知競馬のエスケープハッチ1月1日に50勝を達成し、記録更新中です。第2位は、2000年に益田競馬のニホンカイキャロルが樹立した46勝です。
 これらの記録に並び、更新するのはいつになるのか、カウントダウンが始まっています。


ポイント5

2007年度荒尾競馬リーディングジョッキー争い

杉村一樹騎手と吉田隆二騎手の一騎打ち!!

 荒尾競馬の年度となる2007年4月から2008年3月を対象とする2007年度のリーディングジョッキー争いは、佳境となり大激戦を繰りひろげています。3位の吉留孝司騎手を含めて3人で争われてきた争いは、ここにきて吉留騎手が脱落した感があり、杉村騎手と吉田騎手の2名に絞られました。
また、4月に実施予定の「リーディングジョッキー特別競走」には2007年度荒尾競馬の勝利数上位10名が出場可能です。こちらも、上位10名の椅子をかけて争いは熾烈を極めています。
吉田騎手のリーディング死守なるか。それとも杉村騎手の初栄冠奪取となるのか。3月の最終開催まで続く注目のリーディングジョッキー争いです。

平成19年度 騎手リーディング表(荒尾)

順位 氏名 出走回数 1着数 2着数 3着数 4着数 5着数 着外数 収得賞金額 1着賞金額 勝率 連対率
1 杉村 一樹 466 89 76 60 65 59 117 24,550,000 18,020,000 19.1% 35.4%
2 吉田 隆二 433 85 71 61 59 57 100 24,805,000 15,950,000 19.6% 36.0%
3 吉留 孝司 478 78 97 86 64 48 105 24,737,000 17,040,000 16.3% 36.6%
4 松島 慧 390 52 51 50 48 66 123 13,737,000 9,820,000 13.3% 26.4%
5 吉井 浩和 249 49 47 29 28 34 62 16,109,500 9,650,000 19.7% 38.6%
6 西村 栄喜 392 48 48 53 56 49 138 12,087,500 7,550,000 12.2% 24.5%
7 田中 純 340 42 58 59 45 46 90 12,025,500 7,880,000 12.4% 29.4%
8 村島 俊策 322 40 39 46 55 36 106 10,770,000 7,030,000 12.4% 24.5%
9 尾林 幸彦 276 40 38 44 55 24 75 13,770,000 9,770,000 14.5% 28.3%
10 牧野 孝光 322 38 38 45 44 54 103 8,726,000 5,880,000 11.8% 23.6%
11 田中 良明 277 35 24 26 35 41 116 7,229,500 4,980,000 12.6% 21.3%
12 林 陽介 260 28 31 33 38 46 84 11,192,000 8,570,000 10.8% 22.7%
13 高山 伸一 225 19 24 30 19 34 99 6,693,000 4,360,000 8.4% 19.1%
14 岩永 千明 124 12 16 16 21 12 47 2,119,000 1,250,000 9.7% 22.6%
15 河野 直人 157 11 13 17 18 27 71 2,684,000 1,780,000 7.0% 15.3%
16 佐藤 智久 201 10 14 20 24 28 105 2,135,000 1,230,000 5.0% 11.9%
17 宮平 鷹志 167 8 10 13 21 27 88 1,747,000 1,020,000 4.8% 10.8%

(対象は2007年4月1日〜、2月13日現在の集計)


ポイント6

騎手の区切りの記録

昨年から秒読み中の牧野孝光騎手の2,500勝達成はいつか!!

 荒尾競馬通算最多勝を記録更新中の牧野騎手の通算2,500勝が目玉!南関東に短期移籍中に達成なるか。地方競馬で通算2,500勝以上の現役ジョッキーは16人。仲間入りするXデーはいつ?

牧野孝光 騎手 14,474戦 2,483勝  2,500勝まであと17勝
吉田隆二 騎手 11,871戦 1,493勝  1,500勝まであと 7勝
吉留孝司 騎手 11,569戦 1,168勝  1,200勝まであと32勝
杉村一樹 騎手 5,929戦  671勝   700勝まであと29勝
林陽介 騎手  3,117戦  277勝   300勝まであと23勝
松島慧 騎手  1,808戦  178勝   200勝まであと22勝
岩永千明 騎手 1,022戦   83勝   100勝まであと17勝
河野直人 騎手 1,273戦   74勝   100勝まであと26勝

注1)牧野騎手は1月14日〜3月14日の期間を大井競馬場、荒井隆厩舎所属として南関東4競馬場で騎乗中です。
注2)対象は地方競馬、2月13日現在の集計



ポイント7

岩手競馬から50頭の馬と騎手が参戦中

 今年の冬期間(1月中旬〜3月上旬)は、岩手から50頭の競走馬と3名の騎手が荒尾競馬に参戦中です。これは、荒尾競馬の競走馬不足の打開策として岩手競馬に協力を依頼し、出走頭数を増やすことで、より魅力あるレースをファンの皆様に楽しんでいただきたいと企画したものです。「岩手vs荒尾」の交流レースをお楽しみください。また、岩手競馬の競走馬のみによるレース「みちのく特設」もご好評をいただいております。
そして、岩手から遠征中の下記3騎手も溌剌としたプレーを魅せてくれています。どうぞ、温かいご声援をお願いします。


当コンテンツの情報は製作段階の情報に基づき制作されており、出走回避などにより実際のレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツは特定の馬の応援や推奨を行うものではありません。